直売所

 国道263号線は福岡市と佐賀市を三瀬峠を越えて結ぶルートであり、この時分では深夜になると、いかにも田舎な珍走団が峠付近でけたたましい音をあげながら闊歩する区域でもある。
 県境をまたぐ峠をトンネルが開通してからは有料道路になっているが、旧道を使えば時間はかかるものの普通に通ることができる。

 ちなみにトンネルが開通することが近隣住民に告知された際、建設費用分がまかなわれればそれ以降は無料化すると言われていたらしいが、国交省や地元自治体にしてみれば採算がよかったのか、今現在も無料化されていない。
 むしろ、通りにくく冬場には凍りやすかった福岡県側の峠道に大きなループ橋を建設してからは軽自動車限定だが100円増くらいの通行料になっている。
 福岡市早良区など、一部の地域からしてみれば都市高速から九州自動車道に入って佐賀県を目指すより、この峠を越えたほうが安く早いこともあり、辺境を通っていくルートの割には交通量はそこそこ。

 そんな道路の佐賀県側、トンネルよりもう少し手前側に「マッちゃん」という名の直売所がある。


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 Googleマップの航空写真をみても、なんとも言えない気分になるほど山の中にあり、こんなところで店が繁盛するのかと言いたくなるところだが、休日ともなると駐車場とその入り口に交通整備員が立つほど客入りが良い。

 もともとはどこにでもあるような地元の野菜直売所で、正直申し訳ないが店舗名も店舗名なのでいつ廃れていくだろうかと思っていたら、あれよあれよと店舗区画が拡大して県外の人間にまで知られる所になっていた。
 店舗自体も逐一建て直しているわけではなく、その都度増改築しているだけなので、どこかつぎはぎしたような外観・内装になっているが、こじゃれた飲食店などとはわけが違うのでそれそれでいいのだろう。

 いつからなのかは知らないが、飲食物も提供しているようで、ツーリングルートとして峠を越えるライダーなどもよく見かけるところになっている。
 しかし何よりの集客要素となっているのは地場産品のようだ。

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 写真の中では群馬産とか熊本産の表記もあるが、この界隈の農家から直接仕入れを行っているものについては、生産者の名前が書かれたラベルが貼ってあり、しかもどう見ても安値。
 野菜・果物に限らず、饅頭やらパンやら漬けものやらもあり、モノによってはいい値が張っているものもあるが、全体的に安いのは間違いない。

 かくいう自分もここのザル豆腐(1杯360円ほど)は気に入っており、タイミングが合えば作りたてのほんのり暖かい豆腐を買うこともできる。
 1丁でも結構な量があるはずなのに、なめらかな味がしてついついペロリと平らげてしまう。

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