国営マンガ喫茶

 事業名としては正しくは国立メディア芸術総合センターとして立案されているものだが、もっぱら「アニメの殿堂」だとか「国営マンガ喫茶」というネーミングで呼ばれることが多い補正予算のアレ。
 無駄遣いとの批評が強いところだけれど、バラマキばかりの補正予算の中では数少ない真っ当な予算だと主張する意見が存在する。

 これを読む限りだと、「マンガやコミックの博物館なんて、オタクしか寄り付かないから不要」という意見を述べるのは非常に見分の狭い物言いだということがわかるし、事実、フランスには漫画博物館が完成していることを考慮しても、オタクのためだけの代物だと決めつけるのは性急だと言える。

 誇れるかどうかは別として日本の代表的文化と言えるアニメも、その製作は海外への外注がだいぶ多くなっており、産業空洞化が生じ始めているらしい。
 そもそも国内でのアニメ産業の労働環境がひどいらしく、 20代若手スタッフの平均年収が、なんと110万円。30代でも214万円程度だという。
 同じようなメディアでも普通のテレビ局スタッフとは段違いである。
 これに関する詳しい議論はこういうコピペサイトに詳しい話も載っているので、興味のある方はどうぞ。

 ともあれ、せっかく海外で評価される部門でありながら国内ではその産業の保持にあまり意欲がないというのはもったいない気がする。
 東京オリンピックを招致するくらいなんだから、芸術面でも日本らしいものをアピールしてもいいと思うのだけれど、やっぱりアキバなイメージが強いと賛同を得られにくいものなのだろうか。

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