ビタミンDとニュースとワイドショーと

 新型インフルが福岡で感染拡大中であることをうけて、某ニュース番組にて、今後梅雨入りしたことによって日光が遮られやすくなるために皮下で作られるビタミンD生成量が低下し、感染可能性が若干高くなるかもしれないというインタビューを放送していた。
 詳細は省くが、ビタミンDは感染症などへの免疫力に関わってくるためだ。

 紫外線が皮膚に当たるとコレステロール代謝物がいくつかの段階を経てビタミンDへと変化するようになっているのだが、ではそこからしかビタミンDが補給できないかと言えばそうではない。
 満足に食事をとっていれば、食品からも一日摂取量に十分な量のビタミンDを補給できる。
 日光浴がないといくら経口摂取しても、体内で維持されにくいという報告も出ているが、基本的にそれほど日の当らない生活を行う人というのはごくごく限られてくるので、神経質になる必要もないと思う。

 小賢しい前置きで長くなったが、つまり何を言いたいかと言うと、わざわざそんな軽微な問題点で感染拡大のリスクを告知する必要があるのかということ。
 今に始まったことではないが、一部メディアの扇動的ともいえるような危機意識や問題意識の提示の仕方はどのようなものかと思う。
 冒頭ではニュース番組と述べはしたが、個人的な意見を言わせてもらうと日本のメディアで厳密にニュースと呼べる番組は数えるほども存在しておらず、ほとんどはワイドショーと呼んだ方が適切であると考えている。

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