PCってこういうこと

 自宅で使っている2台も、実家で使っているものも、PCはメーカー品を導入したことは無く、いずれも市販のパーツを組み立てた、いわゆる自作PCである。
 機械的な規格を憶え、トラブルシューティングを身につけ、自己責任の下でアップグレードもカスタマイズも行う行為であるために、一般よりも多少PCには強くなれる。
 だけれど脱初心者ができただけで、専門職やより深い探求心がなければそこ止まりだと思っているし、自分がそれくらいのレベルだとも感じている。
 全くそういう方面に疎い人に言わせれば「プロみたい」と言われることもしばしばあるが、何のことは無い、本当のプロ、本当の探究者とはCPUを自作したこういう人のことをいうのだろう。

 極端なところ、自作PCというのはモジュールの組み合わせに過ぎない。
 マザーボードにCPUを載せてメモリを積んで電源と繋いで…、という決まった手順とルールがある。(少なくとも現状で一般的に用いられるPCには)

 モジュールという単語を使うといかにも電気的になってしまうから、もっと簡素に考えるならば、セルフ式の食堂(学食だとか社食)を想像してもらいたい。
 トレーを手に取り、とりあえず朝食を摂りたい時には「ごはんとみそ汁と小鉢と焼き魚」をそれぞれ乗せてレジに向かうだろう。
 小鉢の中身はひじきの煮物かもしれないし、すごもり卵かもしれない。
 ちょっと贅沢したいときにはもう一品付け足すかもしれない。
 体育系で炭水化物を盛り盛りにしたい人は、「カレーライスとかけうどん」をトレーに乗せるかもしれない。(自分はかつてやったことがある)
 いずれも自分が食べたい組み合わせを好きに合わせればいいだけだ。

 つまり自作PCもそういうこと。
 最低限必要な部位・パーツにもメーカーや規格などで複数種類があるけれど、それは「ご飯粒を食べるか、麺を食べるか、パンにするか」という程度の違い。
 メインディシュだって肉も魚も、あるいは無しという選択肢も選べる。
 だからもし食べ合わせが悪かったとしても、それは選んだ自分の責任であって、食堂を責めるのは筋違い。

 富士通やSonyやNECなどが販売しているPCだって、基本的に中身は同じ構造で、やはりモジュールを組み立てているだけ。
 飲食店で言うなら、キッチリメニューの決まったレストランだとでも思えばいい。
 好き勝手に細かいところまでは選べないけど、食べたいものが肉か魚かくらいを伝えれば、あとは店の方が最良だと判断した組み合わせの食事が提供される。
 肉の焼き加減くらいは尋ねてくれるだろうが、多くの選択肢に悩まされることも食べ合わせを心配することもない。

 いろんな要素を無視した乱暴な例えっぷりだとは思うが、「PCは単一的機械」だと考えていた人間を説得するときにこの例えを用いたら、自分でも言いえて妙な説明だったかもしれないと感じたので、改めてまとめなおしてみた次第。
 口頭で説明している時は整合性などを考慮しながらだからたどたどしかったけれど、これくらいスマート(?)に説明してやれれば良かったなぁと、今さらながらに反省。

 しかし久しぶりに長めの文章を書いたと思ったら、またこういうネタだもんなぁ。
 なんというチラシの裏。

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