世間は狭い

地元に帰省してきて、とりあえず野暮用として散髪したり免許の更新に行ったり、それと同時に金融機関への払い込みを行う必要があったので、指定銀行である三井住友銀行の窓口まで行ってきた。
とりあえずもうまもなく15時になって窓口業務が終わってしまうと急いでいたので、「さてさて払い込み窓口はどこだろうか」と案内表示ばかりを見ており、またタイミングよく待ち人数もいないことを確認して窓口に払込用紙を「お願いします」と差し出したところ、当の銀行員はなにやら笑顔で小さく手を振る仕草。
胸には「研修中」の印が張ってあって、隣には上司らしき人がいて、窓口に立つ自分の後ろはブラインドカーテンでさえぎってあるから窓の外に手を振っているわけではないらしい。
ということを1秒に満たない時間の中で認識した後で、ようやくその顔が、同じ高校と福岡の専門学校を通った人のものであることを知覚した。

向こうは仕事中。
しかも上司が隣にいるとあってはこちらから業務を阻害してまで話を振るわけにもいくまいと思って、それぞれがニヤニヤしつつ銀行員と客の普通のやり取りを他人行儀に行う。
上司の人が離れた時に、軽く二言三言しゃべりはしたが、それだけで、なんだか一種のロールプレイみたいだなという錯覚に陥った。

専門学校から、自分と同じように大学へ編入したのは知っていたし、金融機関に就職が決まったという話も耳にはしていたのだが、専門学校を出てからは全く連絡も取っていなかったので、どこにいるのかも知らなかったのだが、まさかこのような形で遭遇するとは夢にも思わず。

とりあえずせっかくだったので、こっちにいる間に他の地元仲間とも連絡を取ってみて、ご飯なり呑みなりに行こうと、その後でメールだけしておいた。

以前、ネットで知り合った地元の人の家を訪ねてみたら、その方の母親が自分の母親の仕事仲間だったということもあった。
意外と自分が思っているほど、世間は広くないのかもしれない。

話題変わって。
新幹線の中で、友人から拝借した村上春樹著『アフターダーク』を読み終え、それ以外に山田詠美著『色彩の息子』を途中まで読み進めており、今日それを読み終えた。

それに感化され、帰り道に古本屋に車を回して仕入れてきた。

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我ながら安直過ぎるほど、山田詠美特集。
面白いんだから仕方ない。
さぁて、もりもり読むぞ。

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