純粋だな

昨夜20時ごろから、どういうわけか友人と三宮のスターバックスで読書会になった。
その時自分が読んでいたものは山田詠美著『A2Z』、友人が読んでいたのは東野圭吾著『さまよう刃』。

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お互い来る前からある程度読み進めてあったので、1時間ちょっとでそれぞれの本を読み終えたのだが、友人はどうやら非常に自分の価値観を揺さぶられたようで、一体この本(さまよう刃)が何を伝えたかったのか、現実的にどういう意味があるのかを模索しているようだった。

個人的には小説は何かを訴えるというよりも、面白いものを書きたいから著者は筆をとるのだと思うけれど、そこに意味を見出すのは読者の自由だ。
というわけで、読書会の後はそのまま軽い哲学的というか道徳的な議論になった。

自分は本を読むということは、他人の価値観、大げさに言えば人生観・世界観を見ることだと思っている。
私はそれを共感できる場合には素直に取り込むことにしているし、あまり相容れない場合でも自分の価値観では到達することのなかった、オルタナティブな観点だとして考えることにしている。

ところが友人は自分の価値観とそれをガチで突き合わせてしまったように見えた。
なんというか、軽く受け流すことができないようだ。
男気たっぷりな人間だとは知っていたけれど、意外なほどに心が真っ直ぐだったようだ。

私は無意味なことは存在しないと思っているクチだが、しかし何もかもに意味を見出そうとも思っていない。
考えても答えが出ないものは山ほどあるし、時間の経過によって意味を理解できるケースが存在することも知っている。
というのも、自分も一時期友人と同じような境遇に接したからなのだけれども。

とりあえず、友人には「しっかり悩めよ」としかアドバイスできない。
この手の疑問に対する答えは本人が納得することでしか終わらない。
「理解する」ことと「納得する」ことは別だし、それに「迷いが強い人は、その答えも強い」のだと、どこかの小説家が作品中に書いていたような気がする。

    • k
    • 2008 07/23 9:01pm

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    そういう子だと、一冊の本を読んで鵜呑みにしないか、心配ではあるような…
    世の中マジメに見えるトンデモ本多いからねー

    • 鬼灯
    • 2008 07/23 9:19pm

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    それくらいの思慮分別は持っているはずだ。
    ちょいと向上心に長けるのが、今回は拍車をかけたというところかな。
    本人が見てるかもしれないところで議論するのもアレなわけだがw

    • T
    • 2008 07/24 10:22am

    SECRET: 0
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    みんな食して大きくなった
    みんな悩んで大きくなった
    みんな恋して大きくなった
    お天気いろいろ
    人生もいろいろ 
    考えもいろいろ
    そう、歩いてゆこう
    そう、たまにはかけっこ
    疲れたら寝よう
    また誰かとあえるかも
    そんな毎日はわくわくドキドキ

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